見通しが立てると準備は捗る
今月から新たな仕事に就いていますが、先月まで従事していた業務と違い、「あぁ、自分のホームグラウンドの業務だな」と感じながら作業しています。
作業の着地点、作業工程、時間、どこにマイルストーンを置くべきか、がはっきりしているのでストレスがぐっと減ったのです。
これは業務や作業指示の出し方がどうのというわけではなく、ただ単に「慣れ」の問題だと思います。ある程度の期間、自分が集中して取り組んでいた業務というのは体がちゃんと覚えているので、少し時間が空いたあとにインプットされてもアウトプットまでの時間が短縮される。
自分にあった業務はストレスがないですね。
ただ、久しぶりの業務だったので、「速さ」よりも「正確さ」「丁寧さ」に留意して作業を実施しています。何より、成果物イメージがはっきり見えるので、そこに向けての「準備」が非常に重要になってきます。
作業時間を10とすると、準備が「7」、作業が「3」といった感じです。これは大袈裟に書いているのではなく、このくらい準備を入念にすると、あとの作業は感覚的に進められるし、ミスがぐっと減ります。加えて言うと、結果的に作業時間も短縮に繋がる気がしています。
何事も準備が肝心
仕事だけではなく、家事、育児、子育て、お金の管理、全てのことにおいて準備がとても重要だなと、年齢を重ねるごとにひしひしと感じています。
もっと早く、若いうちに気がついていれば、との反省の念は多少ありますが、これは本人の資質、経験値、マインドの違いでもあるので、個人的には「気がついた時から準備をしっかりすればよい」と気長に構えています。
準備をしていないが故に痛い目にもあったりしますが、それはそれで貴重な勉強。生きていけないほどの大ダメージを受けていないのであれば何度でもやり直せます。
人生においては、仕事の繰り返し以外は全て初めて経験することばかりです。結果がどうなるかなんてイメージがなかなか掴めません。でも、少しでも着地点について勉強をしてイメージをすることで余計な回り道やリスクを回避できることもあると思うのです。
株価暴落の中で淡々と買い増しができる人
今週初めの日経株価の記録的な暴落の際に、ここぞとなかりに買い増しをされ、翌日の高騰で利益を上げた方が結構いらっしゃるようです。(これを市場のバーゲンセールと呼んでいるようです)
私は短期トレードはしません(できません)が、こういう株のトレードの強者は、普段の準備力も高いのではないのかな?と想像しています。
暴落のために余力(資金)をとっておき、ここぞと言うタイミングで買い増しを図る
これこそ、株トレードのための準備力。だと思います。
「余力」は資金力、入金力ということではなく、トレードに費やす資金のバランスだと思います。生活資金を脅かさない、メンタルを崩さない程度にマイナスにも耐えうる金額を投資に注ぎ込んでいる。
こういった投資(短期売買トレード)はもちろん私には出来ないのではありますが、こういった暴落相場でも淡々と投資信託を買い続けることはできます。
積立設定ですから、買いのタイミングを自分で図ることはありませんしね。
今回の様な市場が大荒れの最中に、私のような投資の素人はおそらく証券会社の画面で「買い増し」という作業(商品、株を選んでポチッと購入する作業)をするのは躊躇われます。
決められた銘柄を、決められた日時と周期で、決められた金額で購入し続ける。
これも立派な「準備」だと思います。
これからもしかすると「二番底」のような大暴落相場がやってくるかもしれませんし、また円安が再び進行し、米国の株価がどんどん上がっていく相場に戻るかもしれません。
ただ、いかなる時も、「せっせと自動積立される金額を入金する」ことに注力できるように、またもっと大切な日々の生活を丁寧に過ごすことができるように、準備万端でいたいものです。
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