ロスジェネ世代のマイナス思考
就職活動時に氷河期に突入、ロストジェネレーション世代と呼ばれ、正社員として就職することがなかなか難しく、働いても給料は上がることはなく、ボーナスもカットされ、支給すらもなく。
子供を産んでも預ける保育園がなく、手当も今ほど支給はなく。
もしかするとこのままいくと、年金さえもカットされる未来が見える・・・
とロスジェネ世代は明るい未来を考えることに不慣れであります。
不遇の世代
50代になり、やっと景気は上向きになり、企業の採用率もぐんと上がって仕事も沢山ある状況に。あと十数年で「年金支給開始」の老後に突入です。この年金すら定年で満額支給されるかどうかもちょっと怪しい感じがしています。
そりゃぁマイナス思考にもなりますよね。
いま必死になって老後資金を貯めていますが、この苦労は果たして報われるのだろうか。もしかしたらどんどん物価は上がり、定年は伸び、年金支給開始は70歳になり、ずっと働き続けなくちゃお金に困る人生はそのまま延々と続くのではないだろうか・・・
とどんどん負のループ思考に陥ってしまう、そんなロスジェネ世代です。
いったん目標をきっちり定める
お金をただただ貯めていても不安は解消されず、安心できる金額というのは正直今の時点では判断できません。
でも、だからこそ「明確に目標を定めて貯める」ことが大事なんだろうな、とも思います。
いままでコツコツ貯めてきた人は余裕。
やってこなかった我々は今頑張るしかない!
私の老後資金の目標は
- 60歳までにNISA満額を埋める
- 65歳までに65歳以降の住居費(家賃分)を準備する
この二本立てがメインとなっています。
入金力は低いのでやや時間はかかりますが、今ここでこの目標に向かっての努力を踏ん張らないと、正直明るい老後の展望はない。(これまたマイナス思考?いや現実問題。)
「なんとかなる」は若いうちまで。老後のなんとかなるは、罷り通らない。
本当は一生住める住居がほしい、60歳以上は働きたくない、などぼんやりと夢見ている部分はありますが、シビアに計算したときに、上記の二本立てが最低限の目標ラインだなと心得ています。
65歳からはお金を増やすことは考えない
金融資産のMAXは65歳。それ以降はよっぽど景気が良くて投資した金利が膨れ上がる等のラッキーがない限りは、資産総計は緩やかに下降していくものだと思っています。むしろそうあって欲しい。(急激には減らないで欲しい)
そこまで健康や体力に自信があるわけではなく、65歳以降にバリバリ働く自信はありません。
65歳までに準備した老後資金を丁寧に取り崩して、穏やかに暮らす。
ロスジェネ世代のささやかな夢。
- 生活は50代のうちにできるだけダウンサイズしておく
- 自分にとって価値のある、必要なものは何か明確にしておく
- 体の悪い部分、懸念部分はなるべくクリアにしておく
老後資金の準備と並行して、こうした老後への準備も進めたいところです。
ロスジェネ世代。暗い未来ばかり想像していたけれど、こうして「自分軸」で目標を設定して人生を作っていく作業が大切な時期になりました。そしてそれはとても幸せなことだと思います。
悪いことばかりではない。
健康に留意して、日々を大切に生きていきましょう。
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