最高のがん治療

読書

最高のがん治療 それは

健康診断の結果(D判定)で気持ちが揺れていたからというわけではないのですが(汗)、”シンプルで科学的に証明された究極の食事”の著者(津川医師)の共同著書、ということで一緒に図書館で予約していた書籍です。

書かれていた内容は。。。

がん治療においては標準治療こそが最善治療。 ということです。

いや、シンプルですが、そういうことです。そんなの分かってるがな!って心で思っていても、読んでいるとその科学的根拠の証明とわかりやすい解説でだんだん腑に落ちていきます。

あやしい民間療法のがん治療やサプリメント、食事療法などは気持ち良いくらい否定しています。また、先進医療は「実験段階」治療ということをあらためて認識できます。

私の実父も大腸がん→肺がんステージⅣで大学病院の先進医療にしがみつき、多額の治療費を支払いながらも全く効き目なし(その治験薬実験は形を変えてその後十数年続いているようですが)、最終的には緩和ケア病棟で息を引き取りました。

ちょっと痛い記憶を辿りながら読みつつも、「自分ががんになったときは標準治療でよい!」と気持ちを固める背中を押してくる一冊だと思いました。(あくまで個人の感想です)

医療保険の補償内容を考えるきっかけに

実はこの書籍を読んで真っ先に思うのは、がんを発症した際に、保険適用される標準治療を選択するのであれば、がん保険はそれほど高額なものには入らずとも良い、という事です。

  • 高額医療費制度の自己負担額分の支払いで済む
  • 先進医療特約は不要
  • 治療、通院で不足する分を補う分のみの補償額でよい

この書籍には保険についての記載は一切ありませんが、読みながら思わず保険の補償内容についてあれこれ考えてしまいましたね。

余計な特約、保険料は支払うのはもったいないですからね

「とりあえず、手術や治療費、薬の料金を窓口で一括だけ支払える分は蓄えておこう(あとで大半は戻ってくる)。そしてがん治療に伴い減った収入、不足金額を補う分の保険料金をあらためて算出しよう。」

がん治療による、「生活費の不足分」についてシュミレーションするのには、やはりどの治療法を選択するかで結果は全く違うものになってきます。

がん治療を怖がらないために

身近にがんサバイバーの知人、家族がいる場合は想像しやすいかもしれませんが、治療が始まっても生活そのものは楽しみたい、生きることに全く絶望なんかしていない人は多いです。

今やがんは2人に1人がかかる病気。

この書籍では、がんの三大治療(手術、放射線、抗がん剤)について、それぞれのがんの症状や進行に合わせての必要な標準治療の選択について学べます。また、治療を諦めるのではなく、「より自分らしく長く生きる」ための積極的な緩和ケアの導入についても記載されており、大変勉強になりました。

私もがんになる可能性は大いにあります。(健康診断D判定でしたし←気にしている)

今できることは予防のための健康を意識した生活を送る、また、がんを初期段階で治療できるようこまめに検査を受けること。

「最高のがん治療」の帯に記載の ”後悔しないために最初に読む本” とある通り、この書籍でがんになるのは怖くない、なってしまったら標準治療を選択しよう(それが現状で一番治る確率の高い治療であるから)、でもその前に、がんにならないために”食生活”には気をつけよう、という意味での「世界一シンプルで科学的に証明された食事」 につながるのかなと思います。

今週は健康についていろいろ考えさせられるなぁ。

年齢的にも意識がそこに向いているってことでしょうね。

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