実家を売りに出す
北海道に住む実家の母が家(土地)を売却し、サービス付き高齢者ホームに入ることになりました。
実父が亡くなり、いずれそうしようと計画していたものの、私が高齢にして里帰り出産したり、なんだかんだ言っても足腰も丈夫でおひとり様ライフを楽しんでいた面もあり、実家に住むこと15年あまり。
さすがに北海道の冬の除雪や、家の老朽化のメンテナンスは大変、ということになり満を持して?の決断です。

育った実家がなくなるのは寂しいことではありますが、何より遠く離れて住む実母が安心安全、負担少なく過ごせるのであればこれに越したことはありません。
先週末は札幌に私だけ帰省し(中学生はお留守番)、母とよく話し合ってきましたよ〜
実家の近くに住む息子夫婦とは暮らさない
実は実家の近く(区は跨ぐ)に私のこれまた歳の離れた実兄夫婦(子供たちは大学を出て独立済み)が住んでいるのですが、年に2回、実家の車庫に預けているタイヤの交換をするために訪れるのみです。
これに関しては色々思うところはありますが、実の母自身が「子供たちに面倒はかけない、一緒には暮らさない」と決めているのでそこに口出しすることは避けます。皆んなお互い様ですしね。
だから、この家を売約することに反対する権利は私も兄にもない。実家は母のもの。相続の上では権利対象になるのかもしれませんが、これは父と母が建てた家なので私たちは母が決めた選択に従うのみです。
母の生き方は私の理想でもある
うちの母、格好いいんですよ。90歳ですけれど。
38年間、ずっと正社員として経理の仕事をしており、もちろん貯蓄もあり、(家という資産もある)年金額も一般サラリーマン並みに受給しており経済的には自立した女性です。
加えて、昔からシンプリスト。いつも身の回りが整っている。部屋が整然としている。そして経理マンだけに毎日必ず家計簿ならぬ出納帳の記載を欠かさずつけていました。
今は毎朝晩、スクワットを50回ずつしているそうな。(同じ方法で私もやってみましたが30回が限界だった汗)
「自分にある程度の負荷をかけて律して暮らさないと、人間はすぐにボケてしまう。」といつも言っています。だから、90を過ぎてもしっかり歩けている。
私は母のように資産も年金も十分にはありませんが、自身の将来を考えた時に、この母の生き方の理念のようなものは指標となると思っています。
今回の母の実家売却イベント、私自身も大変勉強になりました。母の背中(父ではなく笑)大きいなぁ。
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