ミニマルに暮らす、の意味

日々の暮らし

物を捨てるとお金が貯まる、の意味

お金を貯めたかったら「まずは物を捨てる」といったセオリーはすっかり大前提になっている昨今。

なぜ、所有物を少なくするとお金が貯まるのか?については、以下が原因だと思います。

・所有物の管理コストと時間がかからなくなる
・買い物欲がなくなる
・思考が整理される

管理コストは勿論なのですが、保管、メンテナンス、探す(実はコレが一番多い)に費やす時間がなくなることで、仕事や副業、家事の生産性が上がるのは明らかです。

また、一度物を少なくして、簡素で過ごしやすい生活スタイルを維持すると、自然と必要最小限のものしか欲しくなくなるようです。

そして、快適な生活が送れるようになると家計管理や健康管理に関心が向くようになり、考えがどんどん合理的になり無駄を省くようになる。突き詰めると食もシンプル(良い意味で)、お金のあまりかからない、体によい習慣や趣味に没頭するようになる→よりお金が貯まる循環に入っていく、といったところでしょうか。

ブル
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一度物を減らすと、その生活の快適さから逆に抜けられなくなるわけですね。

倹約家とミニマリストは違う

「ミニマリスト」なるブームが訪れて十数年。今やSNSには、’ゆるミニマリスト’なる発信者の方々が沢山いらっしゃり、「持ち物が少ない=おしゃれ」な定義の元、引っ越し直後のようながらんとした部屋や、ぐっと数を絞った持ち物やクローゼットの画像が溢れています。

実際、空間に物が少なかったり、色数が少なかったりしただけでおしゃれに感じるのは確かで、かく言う私もSNSに溢れるミニマリスト画像は見ていて気持ちが躍ります。

若い方々の(こういう言い回しすると本当に自分が歳をとったなぁと感じますが)、ミニマルな暮らしはとにかく持ち物が厳選されていておしゃれ。数は少なくても、持ち物にはとことん拘(こだわ)り、お金を惜しまないイメージです。

ただ、それを安易に真似すると、たしかに生活はミニマルで快適にはなるのかもしれませんが、即お金が貯まるかと言えばそうでもないかな、と思っています。

それは

倹約とミニマリストは違う

から。

この違いを履き違えると、「お金を貯めたい」方向性の場合、ちょっと遠回りになるのかな、と考えています。

何故、昨今のミニマリストがSNSで持て囃されているのかと言えば、それは圧倒的に「見た目がよいから」 です。何もない部屋に厳選されたおしゃれで色味の少ない持ち物を写すだけで、なんだかクールでかっこいい、清潔感溢れるイメージに映えますよね。

また、物を減らすことは再現性も高いので多くの方が真似しやすい。親近感も湧きます。

ただ、おしゃれ優位なミニマリストは結局のところ、ガジェット(ほぼあのリンゴのマークの製品と関連機器)、洋服、食材、家電、諸々のディティールに非常に拘(こだわ)る傾向にあります。

これらを装備しようとしたとき、果たして少ない収入でお金が貯まるでしょうか。

最終的にはリセールバリュー(中古で売れる価値)が高く、少なく長く持ち続けることで損は少ないとは思いますが、個人的には蓄財には遠回りかなと思います。

そう、おしゃれミニマリストは「持ち物にお金がかけられる」層のことだと個人的には感じているのです。

ブル
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憧れますけどね〜

無理なく、無駄を省いて倹約家になろう

アラフィフ少資産の身としては、かっこよい、えなミニマリストではなく、ストレスを減らすために物を減らし、無理のない家計管理をする倹約家が目標です。

老後資金準備に映えは不要(笑)

私自身はと言えば、洋服はトップス10枚、ボトムス6枚を年中着回す(在宅勤務だからこそできる着回しかもしれませんが)、バッグや靴、アクセサリー類も必要最小限に減らし済み。どちらかと言えば所有物は少ない方だと思います。けれどもそれだけでは当たり前ですが家計は改善しません。

固定費の削減、変動費の削減(格安スマホや電気会社の見直し、不要なサブスク、子供の習い事の整理等々)を実施し、さらに家計改善をして余剰資金を生み出さない限りは老後資金が足りない状況 からは脱するのは難しいでしょう。

また、旦那はどちらかというと物が捨てられないタイプ。コレクター気質なところもあります。そこは本人の性格でもあり、もtものに関しては犯してはならない聖域でもあるので、そこにイラついたりはしないようにしています。自分の持ち物は上手に収納管理していただきたいところ。決して勝手に処分したりしてはいけません。

因みに今年の我が家が取り組む課題は

・不要な銀行口座を解約し、必要最小限に絞る(理想は二つ)
・ネット回線契約の見直し

減らすのは「無駄」です。お金も時間も増やしたい。

ブル
ブル

ゆるミニマリストならぬ

ゆる倹約家。

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